PS Vita GRAVITY DAZE 重力的眩暈：上層への帰還において、彼女の内宇宙に生じた摂動 ゲームレビュー【評価・感想】
記入 2012/8/14 編集 2019/7/11
Vitaを買うならこれも一緒に！日本ゲーム大賞受賞作品！
レビュー時の総プレイ時間：24時間程度
レビュー時のクリア状況：通しでストーリー1回クリア、攻略サイトは見てません。プラチナトロフィー獲得
| 公式サイト | GRAVITY DAZE PORTAL プレイステーションオフィシャルサイト https://www.jp.playstation.com/scej/title/gravitydaze/ |
|---|---|
| 開発 | SCE |
| 販売 | SCE |
| 発売日 | 2012/2/9 |
| CERO | C(15歳以上対象) |
| おすすめ度 | ★★★★★ | Vita買ったなら、絶対これやっとけ |
|---|---|---|
| 内容・ストーリー | ★★★★★ | ストーリー性あり。ボリュームが少し足りない？ |
| グラフィック | ★★★★★ | 3Dモデリングの方法が画期的 |
| 音楽・サウンド | ★★★★★ | 雰囲気に合っている |
| 操作性 | ★★★★★ | Vitaの背面ボタンが有効活用できている数少ない作品 |
| やり込み度 | ★★★★★ | 上でも行ったけどボリュームがもう少し欲しい |
| 総合評価 | 26/30 | おすすめなゲーム |
ストーリー
記憶を失い町で倒れていた少女キトゥン。気が付くと彼女は重力を自在に操れる能力を持っていることに気づく。彼女はその能力を使い、町に現れるネヴィを退治し失われた町を取り戻していく。
彼女はいったい何者なのか、重力嵐の果てには何があるのか。町に起こる異変に果敢に立ち向かい、少女は謎に迫っていく。
多彩なアクション、Vitaならではの操作方法
PS Vitaは前面、後面ともにタッチパネルを搭載しています。このゲームではそのタッチパネルでの操作を体感することが出来ます。
主人公のキトゥンは多彩なアクションを行なうことが出来ます。ボタン操作ももちろんありますが、重力スライドなどタッチパネルを使った操作も多いです。Vitaは画面が大きいことから、スマホのゲームよりも操作性は良く、爽快感があります。
アクション作品なので多少操作が複雑なところもありますが、慣れてくれば問題ないレベルです。むしろゲーム後半には物足りなくなっているかも。
グラフィックや音楽はさすが！
やはりVitaの作品だけあってグラフィックはかなり綺麗です。建物、人物、敵…全て作りが凝っています。奥行きのある視界からは、遠くの建物や線路などがかすかに見えます。3Dのポリゴンだけど、どことなく温かさを感じる描き方は、戦場のヴァルキュリアの描画手法に通じるものがあります。携帯ゲーム機でこれほどのクオリティを出せるのか、と当時はかなり感動しました。このグラフィックを見るだけでも、プレイする価値はあるかと思います。
また、これだけ凝っているにもかかわらず動作は重たくありません。滑らかな動き、かつ爽快です。どうやら描画技術でかなり工夫しているようです。詳しいことは私もあまり理解できていませんが、当時最高の技術で作られた作品なのでしょう。極まれに、動きが重くなることがありますが、あまり気にならない程度だと思います。
グラフィックだけではなく音楽も凝っていると思います。SEや声でさえも、上手く世界観に合わせていると思います。特にキトゥンたちの声が日本語じゃないところ。異世界感が出ていて、とても良いです。
雰囲気作りという面では、ストーリーの進行には漫画を用いているのも面白いです。アメコミのヒーローもののような漫画を読み進めていくような感じ。こんな感じで、至る所でセンスの良さが溢れている、GRAVITY DAZEはそんな作品といえるでしょう。
ストーリーや世界観を大事にした作品
上述したように、ストーリーや世界観をきちんと定めてから、それをもとにグラフィックや音楽を極限まで詰めていった作品だと思います。
当然、軸であるストーリーも、興味を引き付けられる魅力的なものでした。4つの空中都市、重力嵐、果ての世界、キトゥンの謎…。謎に迫っていくのはわくわくします。最初プレイしたときは、こんな設定よく思いついたな、と感動しました。
軸がしっかりしているから、ゲーム全体が魅力的に感じるのか、なんなのか。よくわからないですが、とにかく良い作品です笑
ちなみに、この作品のシナリオを手がけているのは、佐藤直子さんという方です。あの有名なSIRENシリーズのシナリオを手掛けた人として有名。SIRENもとてもストーリーが魅力的な作品なので、気になった方はプレイしてみてはどうでしょうか。
ボリュームはちょっと少なめ？
一つ不満があるとすれば、割とあっさりとクリアしてしまったというところです。「あ、これで終わりか」と思ってしまいました。もっとこの世界観、操作感、このゲームに浸っていたかったので、少し残念でした。上記したように自分は24時間くらいでクリアしました。
まだまだ物足りないよ、という方向けに、1つ400円でダウンロードコンテンツが販売されています。自分は課金しているようでダウンロードコンテンツはあまり好きじゃないのですが、ついつい買ってしまいました笑 こちらも満足いく内容でしたので、気になる方は購入してみてはいかがでしょうか。もしくは、続編を購入するのもありかもしれません。
まとめ
Vitaの購入時に合わせて、この作品を購入しました。当時はあまり値崩れしていなくて、中古で4000円ほどしましたが、現在は廉価版があるため、お求め安い値段まで下がってきたようです。
ちなみにこのゲーム、日本ゲーム大賞を受賞しています。それぐらい良い作品です。
みなさんもVitaを持っている、もしくは購入する予定があるならば、一緒に買ってみてください。PS4でも販売されていますが、個人的にはVitaでプレイしたほうが、Vitaの能力を最大限に引き出したこのゲームのクオリティの高さを味わうことができるかと思います。
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