PS3 戦場のヴァルキュリア ゲームレビュー【評価・感想】
記入 2008/05/28 編集 2025/11/01
全てのSRPGファンにプレイしてもらいたいゲーム
| おすすめ度 内容・ストーリー グラフィック 音楽・サウンド 操作性 やり込み度 総合点 |
★★★★★ ★★★★★ ★★★★★ ★★★★★ ★★★★★ ★★★★★ 30/30 |
あらすじ
1930年代…架空のヨーロッパにおいて帝国と連邦の2大国家による第2次ヨーロッパ大戦が繰り広げられていた。その帝国と連邦の間に位置する小国ガリアは領土内に眠る大量のラグナイト燃料を狙う帝国軍の攻撃を受ける。領土の多くが帝国軍による攻撃で陥落し、ガリアの首都ランドグリーズまで迫る勢いであった。
ガリア絶体絶命のピンチに一つの小隊が快進撃を続ける。それは今は亡きガリアの英雄を父に持つウェルキン率いる義勇軍第7小隊であった。彼らははたしてガリアを守ることができるのか…!
物語は戦争を題材とするゲームの王道、といったイメージです。味方側、敵側にそれぞれの事情もあり、先がついつい気になるようなストーリーです。
今までにないバトルシステム
通常のシミュレーションRPGはキャラが駒となり、マス目の中を移動させて戦うというイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。
しかし、このゲームにはマス目がなく、キャラクターがフィールド上を自由に動き回ることができます。あえて言うならアクションとシミュレーションRPGを組み合わせたようなものかもしれません。従来のシミュレーションRPGよりも自由度が増し、より楽しめるシステムと言えます。
今までにないグラフィック
鮮やかなグラフィックはセガ独自のCANVASというシステムが使われています。平面のキャンバスに色鉛筆で描いたような描写を、そのまま3Dに落とし込んだような感じでしょうか。全体的に淡い雰囲気で、温かさが感じられる独特の描写方法だと思います。アニメ版の作画とはまるっきり違います。
キャラクター達の設定も細かく深い
登場するサブキャラクターは50人以上!その一人一人にバックグラウンドがあり、ゲームを進めるごとに彼らがどういう人物かを徐々に知ることができます。作り込みが細かく深いです。一度クリアしたらキャラクターのことが全てわかる、というわけではないので何度もプレイをしたくなります。
追加ダウンロードで長く遊べる
一度クリアしたら終わり…ではなく、PSストアで追加コンテンツをダウンロードすることによりもっと楽しむことができます。今では当たり前になったDLCですね。追加コンテンツのHARD-EXモードでSランクを目指したり、セルベリアのシナリオを購入するとRuhmを手に入れることもできます。お金は少し掛かりますが新たなゲームを買うよりは安く済むのでおすすめです。
感想
当時の私にはこのゲームは衝撃的でした。PS3の中でもトップクラスに面白いゲームと言えるでしょう。戦場のヴァルキュリアのためにPS3を買って、やはり私の判断は間違っていなかった!と思わせてくれたゲームです。非常に満足感が高いゲームだと思います。満点つけちゃってます。
戦闘システムが斬新なだけではなく、物語の作り込みやこと細やかな人間関係の描写も売りのひとつだと思います。
海外輸入のゲームが多かったPS3。その中で国産のゲームとしては極めて高いクオリティーを誇るゲームだったのではないでしょうか。当時のセガはすごかったんだなぁ(遠い目)
本当に良いゲームなのでおすすめしますが、それなりの難易度・ボリュームですので攻略には時間が結構かかります。暇人にはもってこいですが忙しい人には少しつらい…。
ですので、当サイトの攻略情報を見ていただき、攻略の足がかりにしてもらえると幸いです。
アニメを見た方も、ゲームはゲームでまた一味違った世界観がありますので、ぜひ体験してみてください。