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DS A列車で行こうDS ゲームレビュー【評価・感想】

記入 2009/6/27 追記 2011/9/11
原点回帰の都市開発シミュレーション!

若かりし頃にA列車で行こうを遊んだ全国のお父様方、お待たせました。
おすすめできるA列車で行こうシリーズの登場です。

おすすめ度
内容・ストーリー
グラフィック
音楽・サウンド
操作性
やり込み度
総合点
★★★★★
★★★★
★★★★★
★★★★
★★★★
★★★★★
25/30

発売日は2009年4月23日。値段は5,500円。
開発・販売はアートディンク。CERO「A」(全年齢対象)。

A列車で行こうとは?

A列車で行こう」とは都市開発シミュレーションゲームのツートップとして挙げられるシリーズの1つです。
もう一つの柱であるシムシティは道路交通を主にして街を作るのに対し、A列車は鉄道を主に開発を進めていきます。
鉄道会社の経営を黒字にしつつ街を発展させる…経営の面でも楽しめるゲームなのがA列車シリーズです。

街を作るってどんな風に??

簡単に言うと、駅と駅を線路で繋いで電車を走らせることで街は発展していきます。
街が発展するには資材が必要です。資材の調達方法は隣町から運んでくるか、工場や採石場で生産されるかのどちらかです。
路線や資材があるだけでもまだ不十分です。資材を使って子会社を建てます。
子会社は街の発展を促し、利益も生みます。しかし、街が発展しないと子会社も赤字経営になります。
そこで子会社の前にバス停を置き、バスを走らせます。。。という感じに街を広げていきます。

箱庭から経営へ

近年のA列車シリーズはどちらかというと「列車」を「観る」ことに重きを置いていました。
PS2とPC向けに出されたA列車で行こうシリーズは子会社経営はできずにただ街が発展するのを眺めるだけ。
箱庭の上で鉄道模型を動かしているようなゲームと言えばいいでしょうか(これも味があっていいゲームでしたが)。
しかし今回は過去のA列車ファンを考えて「経営」面を強化、往年のファンが楽しめるゲームになっています。
株取引も新要素の株主優待が増え、子会社経営も復活したのでより戦略的に進めることができるようになりました。

色の違う9つのマップ

多彩なシナリオの9つのマップは見ていると新しくもあり、どことなく懐かしい感じの漂うマップステージとなっています。
クォータービューで眺めたり、車窓モードで眺めたりと風景としてマップを存分に楽しむこともできます。
今作は新規マップしか登場していません。量的にも少し寂しい気もしますが攻略するには丁度いいでしょう。
それでは満足しない方にも、ある条件でフリーマップを作れるようになるので頑張ってプレイしてみてください。

今作の新要素

今回のA列車は初めて鉱脈の要素を取り入れました。
資材を生み出し安価に立てることができるが鉱脈が尽きるとなくなってしまう採掘場が新たに追加されました。
他にも過去にあったバスが進化して再登場。A列車で行かないプレイが再びできるようになりました。
株取引では上記のように株式優待が登場。より株の売買を楽しめるようになっています。

感想・レビュー

この頃思われていた「これだからARTDINKは…」というイメージを一新した作品です。
それもそのはず、ディレクターに「A列車で行こう4」まで携わっていた飯塚さんを再起用して本気を出しています笑

新規の人も楽しめるようにチュートリアルはかなり丁寧に作られているので安心です。
何もないところから街が広がっていくのは感慨深いものです。。。
昔A列車で行こうをやっていたお父様方!今こそゲームを再び始めるときです!笑
過去のシリーズをやっていた人なら思わず感動してしまうぐらいの出来ですから。

斜めからのビューで懐かしさも倍増。地下鉄やバスの運行も復活。
残念なのが過去の作品のような実際の車両は登場しないこと。しかし、それでも今作を押します!笑

設定によりDSの蓋を閉じていても時間経過するようになっており、指定した日時まで進めることも可能です。
忙しいあなたも手のあいたときに開発を進めてみてはどうでしょう?おすすめの一作です。



追記
DSではシムシティに発売時期で先を越され、売り上げでも大きく水をあけられました。
しかし、勝手なことを言いますが、このゲームをDSで出して正解だったんじゃないかと思います。
おそらくPSPだとグラフィックは良くなるでしょうが、ロード時間の遅延化は避けられなかったでしょう。
ゲームの出来はとても良いので、一般のDSユーザーの認知度の違いが勝負を分けたのでしょうか…。

私はSFCのAVから始めた口ですが、当時楽しんだ感覚そのままに遊ぶことが出来ました。
素晴らしいゲームを作った開発陣に感謝!
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このゲーム

攻略本付き

ライバルのシムシティ

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