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記入 2019/03/16

SSD Colorful SL500 240GB レビュー

購入から1年たったのでレビューしてみました。
結論から言えば、買わない方がいいんじゃない?って感じです。

自ら人柱になるんだという思いで購入

2017年12月、メインPCのSSDをそろそろ新しいものに換装したいなーと思い始めました。当時使っていたのはIntel SSD 330 120GB。メインドライブの容量としては、少し物足りなく感じていました。そこでネットで面白い製品がないか物色。すると、

Colorful SL500 240GB

という聞いたことのない怪しげなメーカーのSSDがあるじゃないですか!ネット上では悪評もちらほら見受けられたのですが、これは人柱になるしかない!と即断即決でTSUKUMOにて8618円で購入しました。早速メインPCの起動ドライブとして使用してみましたが、特に問題なし。当たり引いたのかなーとルンルン気分で使用しておりました。

それから1年ちょい後、なんとなくPCの調子が悪いような気が…。Cドライブ(SSD)への読み込み・書き込み時に若干フリーズしているような気がするようなしないような…。これはひょっとして、ColorfulのSSDが死亡寸前じゃないのか!?!?!?と疑心暗鬼になったので、各フリーソフトを使って検証してみました。

CrystalDiskInfo

ネットでは修復不可能セクタ数が増えるという記事が散見されましたが、特に問題ありませんでした。使用時間が少ないのが良かった?

使用時間 261時間
05 代替処理済みのセクタ数 生の値 000000000000
A0 修復不可能セクタ数 生の値 000000000000
A1 予備領域 生の値 000000000000
C5 代替処理保留中のセクタ数 生の値 000000000000
C6 回復不可能セクタ数 生の値 000000000000

CrystalDiskMark

こちらも結果は特に悪くなさそうです…。公式ホームページにもCrystalDiskMark(旧バージョン)の結果が載っていましたが、今回の測定結果と比較しても特に悪くないように思えます…。なんか釈然としなかったのでさらにネットで調べてみると、Writeの結果が安定しないという記事を発見。CrystalDiskMarkでは5回(変更可能)の最高速度が結果として表示されるので、真の実力はわからないとのことでした。今回はその記事で使われていたベンチマークソフト(ATTO Disk Benchmark)を使い、真の実力を測ることにしました。


ATTO Disk Benchmark

実際にこちらのベンチマークソフトを使用してみると、確かにWriteの値が安定していません。…というか、この結果ひどくないですか??泣 結果自体がおかしいのではないかと疑い、同環境でCrucialのSSDを測定したのですが、Read、Write共に問題ない結果が得られたため、やはり原因はこいつ(SL500)という結論に至りました。この結果がColorfulのSL500の真の実力ということです…。
initialの測定結果がないため、何が原因でこうなったかはわかりません。最初からこうだったのかな…?



まとめ

・読み込み速度はほぼ安定。Seq Q32T1の結果は520MB/s程度。
書き込み速度は不安定。最高速度は460MB/sまで出そうだけど…。
・値段は2017年12月で8618円(TSUKUMO)。

狙い通り人柱になれたのは満足ですが(?)、まさかこれほどまでとは思いませんでした。安いものにはそれなりに理由があるということです。私の個体は大丈夫でしたが、ネット上ではデータ破損や不良セクタ増加などの報告も多いようです。また当時は安さが売りだったのですが、今はもっと安くていい製品が色々なメーカーから出ています。以上より、残念ながらこのSSDはおすすめできません。一応リンクだけ貼っておきます。

不具合があるなか使用は続けられないので、私はこちらに乗り換えました
Crucial BX500
値段も安いですし、速度も安定しております。
こちらのSSDのレビューも載せているので参考にしてください。


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