PS3 アーシャのアトリエ 黄昏の大地の錬金術士 ゲームレビュー【評価・感想】

記入 2021/11/14 編集 なし


黄昏シリーズ1作目 黄昏の名にふさわしい雰囲気、良作です

レビュー時の総プレイ時間:40時間程度
レビュー時のクリア状況:通しでストーリー1回クリア、攻略サイトはほぼ見てません


公式サイト 【公式】アーシャのアトリエポータルサイト
開発 ガスト
販売 ガスト
発売日 2012/6/28
CERO CERO「B」(12才以上対象)

おすすめ度 ★★★★ アトリエ初心者でも過去作プレイ済みの人でも取っつきやすいと思います
内容・ストーリー ★★★★ 黄昏というテーマに沿った世界観、ゲームシステムもわかりやすくていいですね
グラフィック ★★★★ キャラデザも良し、探索エリアのデザインも良し
音楽・サウンド ★★★★ いい感じに印象に残りました。雰囲気と合っています
操作性 ★★★★ 操作感も特に不満なし。過去作の問題点は改善されつつあります
やり込み度 ★★★★★ 私の場合2周目しよう!とはならなかったです
総合評価 24/30 黄昏たい気分の時におすすめなゲーム


アトリエシリーズの黄昏編第一作目

舞台は人類による文明が衰退した世界。過去に錬金術師の力で?栄した時代もあったがその後衰退した世界。衰退した理由も今ではわからないような世界。その衰退した世界で薬師として働くアーシャが今作の主人公です。ある日突然姿を消した妹ニオを探すため、アーシャは自分のアトリエから旅に出ることを決心します。妹を救うためアーシャは薬師ではなく錬金術師として腕を磨きます。果たして無事妹を救うことは出来るのか…。

知っている人も多いとは思いますが改めて紹介すると、アトリエシリーズは通常のRPGに錬金術によるアイテム合成要素を追加したゲームです。アトリエシリーズの中でも数々のシリーズがありますが、今回は終焉を迎えようとしている世界が舞台の「黄昏シリーズ」の第一作目となります。物悲しい世界観ですが、それでも元気に生きていく人々とアーシャ達。そんな彼らをみて元気づけられる作品です。

戦闘システムはアーランドシリーズから少し進化

戦闘システムは前作から少し改良されています。ターン制RPGであることは変わりませんが、新たに味方キャラの立ち位置の概念が加わりました。味方キャラが近くにいると攻撃時に追撃できたり、バックアタックを試みることができます。追撃、バックアップの使い方という点で戦略の幅が広がりました。また、味方同士が離れた状態であれば敵の範囲攻撃が当たらないことも。範囲攻撃で厄介な敵に対しても有利に戦闘を進めることが出来ます。アーランドシリーズをプレイしていた人でも新鮮で楽しめると思います。

仲間となるキャラもいっぱいいます。頼れる姉貴分のレジナ、見たまんま魔法使いのウィルベル、マリオンの護衛であるリンカ…みんな素敵で魅力的な女性キャラです。ああ、男性キャラももちろんいます笑 個人的にはリンカが一番好きですね。好きなキャラとパーティーを組むことが出来るのも本作の醍醐味のひとつですね。

アイテム調合は簡略化?でもイベントは増えた気がする

このゲームのもうひとつの柱である調合システムですが前作より簡略化されました。まずアイテムの劣化の概念がなくなりました。劣化しないからいいと言えばいいのですが、なんか物足りない感じです。さらに調合時の効果の付与方法も変わりました。アイテムの調合順で付与する効果やアイテムの品質が変化します。こちらは少し複雑なシステムなのですが、レベルが上がると使用できるオート選択モードで調合すれば適当な調合順で勝手に混ぜてくれます。便利なような便利じゃないような…。アーランドシリーズよりも調合で悩むことはないと思いますが、良いかどうかは微妙なところです。

なお、調合が簡略化された代わりなのかはわかりませんが、キャライベントは増えたように思えます。 調合を捨ててそちらに重きを置いたのかわかりませんが、前作までとゲームバランスは変わっています。プレイヤブルキャラだけではなく、サブキャラクターたちとのイベントも豊富です。アーシャは思い出をポイントとして貯め込み、そのポイントを使用することで他のキャラとのイベントを日記に記すことが出来ます。日記にイベントを書き込むとアーシャがパワーアップするという仕様ですので、色々なキャラと思い出を作りましょう。

依頼はランダムから固定式に変更

前作までであれば集会所から「依頼」を受けることでお金を稼いだり、友好度を上げることが出来ました。今作からは街の住人から予め決まった依頼を受けるのみになりました。そして住人たちの依頼は上限数が決まっています。むやみやたらにお金を使っていると全ての依頼を達成後は金欠に陥るかもしれません。今作はバザーや品評会などの要素が追加されていますが、それらでお金を使いすぎるとかなり苦しいことになります。

物語の目的はニオを救うだけではない

一番最初に書いた通り、主人公アーシャはニオを救うために旅に出ます。ただ、物語を進めるうちに他の目的を見つけることができます。ニオを救うだけがゴールではないのです。何を目指すかによってエンディングも変化します。錬金術を極めたり、様々なキャラクターと交友を深めることで色々なエンディングにたどり着くことが出来るでしょう。ただし、ニオを救うのが一番の目的であることは忘れずに。

まとめ

アイテム調合は簡略化しましたが、その分RPG要素とイベントに重みが増して良いバランスになったと言えます。アトリエシリーズが好きな方だけでなく、初めての方でも楽しめるゲームです。






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