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TOSHIBA dynabook AX/54EP
CPU交換(CeleronからCore 2 Duoへ)
調子に乗ってCPU交換まで行なってしまいました!
時代はCeleronから
Core 2 Duoですよ!!(Core i7は買えない…)
メモリやDVDドライブなどの交換よりも難易度が一気に上がるので注意してください。
※注意
分解・改造等を参考にされる場合は自己責任でお願いします。
メーカー補償も受けれない可能性大です。こちらからの補償なんかありませんよー。
また感電の危険もあります。かならずACアダプター、バッテリーは外して作業してください。
交換するCPU
まず、AX/54EPに搭載されているCPUはCeleron 540(1.86 GHz)です。
注目すべきはTDPとSocket。Celeron 540は
30W、Socket Pです。
ソケットは同じものを、TDPは近い値のものをと選んだ結果
Core 2 Duo T7250(2 GHz、
35W、Socket P)にしました。
ちなみに
Core 2 Duo T7100(1.80 GHz、35W、Socket P)でも上手く交換できたことを報告しておきます。
Yahoo!オークション > コンピュータ > パーツ > CPU ”T7250”で検索
Yahoo!オークション > コンピュータ > パーツ > CPU ”T7100”で検索
作業開始
バッテリーを外し、PC裏側のネジを外します。
あ、HDDとDVDドライブも今のうちに取り外しておきましょう。
しっかり外せたらキーボード上側のパネルを外します。バキッとな。
するとキーボードを止めているネジが2つあるのでこれも外します。
キーボードはフレキシブルケーブルで基板と繋がっているので慎重に抜きます。
フレキシブルケーブルは下の赤マルの部分を引けば簡単に外すことが出来ます。
同じようにパームレストに繋がっているケーブルも外しましょう。
次に液晶パネルへ繋がるケーブル類を外します。無線LANのアンテナもしっかり外しましょう。
液晶を外すにはヒンジを固定している左右2つずつ、計4つのネジを外す必要があります。
これでがばっと液晶を取り外せます。そしてパームレストも外すことが出来ます。
パームレストはかなり固く爪で固定されているので慎重かつ大胆に外していきます。バキバキッとな。
すると…ついにマザーボードが!!
感動です。
基板に付いているネジ(矢印の下付近??忘れました汗)を1本とり、繋がっているケーブル類を全て抜いておきます。
今度はCPUファンです。ファンは2か所のネジで固定されています。これを外し、ケーブルを固定しているシールをはがします。
するとファンが外れます。写真の通り、ヒートシンクには埃が少し詰まっています。
ちなみに他のこの機種を開けた時にはびっしり束になった埃が詰まっていました!
熱暴走している&動作が重いときには埃詰まりが原因かもしれませんので確認してみてください。
ファンまでとれば基板を裏返すことが出来ます。よっこらせ。
ヒートシンクの2か所のネジを外せばCPUとごたいめーん。
CPUはSocketのネジを180°回せば外すことが出来ます。
さて、CPUを抜き取り新しいT7250を…と思ったらソケットにはまらない!!
CPUを見てみると
ピンが曲がっているじゃないですか!!残念!!
ここで諦めたら今まで分解してきた時間が全て無駄になるので、ピンを元の位置に戻そうと挑戦。
職人のような目でマイナスドライバーを押し当てて格闘すること5分。無事はまるようになりました汗
交換できたら全て逆の要領で戻していきます。
ネジならまだしもケーブルが外れていると起動しない場合もあるので注意!!
起動確認
認識しているかの確認です。システムの確認をすると、見事認識しています。
次にWindowsエクスペリエンスです。右下が交換前のCeleron 540の値。
いざ交換後の値を!!…あれ?下がっちゃった。んー、なんでだ!?
で、ネットで調べて見ると
BIOSでCPUパフォーマンスをDynamicに変える必要があることがわかりました。
変更後再びエクスペリエンス!すると見事
プロセッサの値が0.8上がっています。これで無事成功です!
メモリの値が0.3上がっているのは何ででしょうね。不思議です。
ちなみにT7100に交換した場合はプロセッサのサブスコアがT7250より0.1低くなりました。
総括
写真を見る限りだとそこまで大変そうには見えないかもしれませんがかなり疲れました。
必ず時間が確保できる時にやりましょう。簡単には終わりません。
注意点は基板を外すところでしょうか。少しずらしてやれば簡単に外れるんですが結構難しかったです。
もうひとつ、
BIOSでDynamicにするとCPUの熱量が上がってしまうのはおそらく避けられません。
あまりにも熱が発生する場合は壊れる前に設定し直しましょう。
一昔前の機種ですがC2Dに交換するとまだまだ使える気がするから不思議ですね。。。
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